MANGAKA-E 漫画家・絵 展

-A Group Exhibition of Pictures by Manga Artists-

会期

2025年12月17日 (水) - 12月23日 (火)


時間

10時 - 20時 ※最終日は16時閉場


トークイベント

12月20日(土) 14時~会場にて


会場

伊勢丹新宿店 本館6階 アートギャラリー(東京都新宿区新宿3-14-1)


休み
会期中無休


入場料
無料


このたび、12人の漫画家によるグループ展、「MANGAKA-E 漫画家・絵 展」 を伊勢丹新宿店 本館 6 階 アートギャラリー にて12月17日(水)から開催いたします。

今、世界中で熱い注目を集める“漫画家”という表現者たちが挑む、一枚絵=「MANGAKA-E 漫画家・絵」。

個性豊かな作家陣による、初の一大展覧会。
これが「21 世紀の浮世絵」「新たなジャポニズム」。

参加作家(五十音順)
朝倉世界一・江口寿史・おおひなたごう・オカヤイヅミ・上村一夫・島田虎之介・須藤真澄・寺田克也・丸尾末広・水野純子・森泉岳土・吉田戦車


朝倉世界一

あさくら・せかいいちプロフィール
東京都出身。
アルバイト先の雑誌編集部でイラストを描き始めて、1988年に漫画家デビュー。
主な著書に『フラン県こわい城』『地獄のサラミちゃん』『春山町サーバンツ』『月は何でも知っているかも』『モリロクちゃん~森さんちの六つ子ちゃん~』など。
2010 年、『デボネア・ドライブ』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査委員会推薦作品に選出。
児童書の作品に「自立のすすめ マイルール」シリーズ、「落語少年サダキチ」シリーズなど多数。
2023 年、京都の東福寺光明院で朝倉世界一・寺田克也の2人展「あうんてん」を開催するなど、アーティストとしても活動の幅を広げている。


江口寿史

えぐち・ひさしプロフィール
1956 年熊本県生まれ。
1977 年、週刊少年ジャンプにて漫画家デビュー。
斬新なポップセンスと独自の絵柄で漫画界に多大な影響を与えた。代表作に『ストップ!! ひばりくん!』『すすめ!!パイレーツ』『エイジ』『キャラ者』など。
80 年代からはイラストレーターとしても多方面で活躍。企業とのタイアップ企画、レコードジャケットなども多く手掛け、同時代のファッションやカルチャーを取り入れた作品群には根強いファンがいる。
2015 年、画集『KING OF POP』を刊行し、イラストレーション展『KING OFPOP』を全国8カ所で開催。さらに、2018年からは金沢21世紀美術館を皮切りにイラストレーション展『彼女』を開催。日本国内各地の美術館を巡回。
近著に『RECORD』『彼女』『江口寿史扉絵大全集: COVER ART COLLECTION OFEGUCHI HISASHI』などの画集がある。

おおひなたごう

おおひなた・ごうプロフィール
1969 年秋田県生まれ。
1991 年、漫画家デビュー。代表作は『おやつ』『フェイスガード虜』『犬のジュース屋さんZ』等。
月刊コミックビームに2012年から連載された『目玉焼きの黄身いつつぶす?』はコミックス全12巻のヒット作となり、2014年にNHKでアニメ化、2017年にMBS系列で実写ドラマ化された。
また、イラストレーターとしても、爆笑問題とのコラボ作品『バクマン!』、グループ魂のツアーTシャツデザイン、宮藤官九郎脚本による大人計画の公演ポスター、清水ミチコのDVDジャケットイラストなどがある。
08 ~12年まで毎年行われた「ギャグ漫画家大喜利バトル!!」を主催。
京都精華大学マンガ学部新世代マンガコース専任教員。
現在、月刊コミックビームで『レコード大好き小学生 カケル』を連載中。

オカヤイヅミ

おかや・いづみプロフィール
1978 年東京都生まれ。多摩美術大学卒。
Webデザイナーとして勤務後、2011年、独自の感性で日常を切り取った『いろちがい』で漫画家デビュー。
『すきまめし』『ものするひと』『みつば通り商店街』『雨がしないこと』等の漫画作品、作家に理想の最後の晩餐を訊ねたコミックエッセイ『おあとがよろしいようで』など、著書多数。
2022 年、『いいとしを』『白木蓮はきれいに散らない』の2作で第26回手塚治虫文化賞短編賞を受賞。
現在、月刊コミックビームで『ひとごとごと』を連載中。

上村一夫

かみむら・かずおプロフィール
1940 年(昭和15年)3月7日、神奈川県横須賀市生まれ。
1962 年(昭和37年)、武蔵野美術大学デザイン科卒業。
在学中にアルバイトで勤めた広告代理店宣弘社で、阿久悠氏と出会ったことから劇画の
世界に入る。
1967 年(昭和42年)、『月刊タウン』創刊号「カワイコ小百合ちゃんの堕落」でデビュー。
翌年、『平凡パンチ』連載の「パラダ』(原作・阿久悠)で本格的に劇画進出。
以後、「同棲時代」、「修羅雪姫」(原作・小池一夫)、「しなの川」(原作・岡崎英生)など
叙情的な名作を次々と発表。
特に「同棲時代」は"劇画史に一時代を画した"と評されるヒット作品となった。
また、その流麗な筆画から"昭和の絵師"と称され、月産400枚の原稿を手掛ける多忙さ
を極めた。1985年11月、下咽頭腫瘍で入院。
翌1986年(昭和61年)1月11日、逝去。享年45歳。

島田虎之介

しまだ・とらのすけプロフィール
1961 年東京都生まれ。
2000 年、39歳でアックスマンガ新人賞の佳作に入選し、漫画家デビュー。
2008 年『トロイメライ』で第12回手塚治虫文化賞新生賞、2020年『ロボ・サピエンス前史』で第23回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を、それぞれ受賞。
他の著作に、『ラストワルツ』『九月十月』等。
現在、月刊コミックビームで『SUG★R -シュガー-』連載中。

須藤真澄

すどう・ますみプロフィール
東京都出身。
『振袖いちま』『アクアリウム』など独特の叙情的ファンタジーを繰り広げる作風でカリスマ的人気を博す。ほか、『ゆず』に始まる愛猫ゆずとの生活を描いた一連の作品や、身近なスポット(時々、海外)を巡るコミックエッセイ『おさんぽ大王』など著書多数。
2014 年から、描き下ろしイラストやお手製猫グッズを展示販売する個展「ゆずいち」を定期的に開催している。

寺田克也

てらだ・かつやプロフィール
岡山県出身。
漫画、イラスト、ゲームや映画などの分野で活動中。近年は展示活動も精力的にやっており、プライベートワークの比重が高まっている。
主な著書に漫画『西遊奇伝・大猿王』、画集『寺田克也原寸』『SKETCH』等。
2025 年、最新作品集『THIS AND THAT』を刊行。

丸尾末広

まるお・すえひろプロフィール
1956 年長崎県生まれ。中学卒業後15歳で上京。
幼少期から漫画家を志していたが、17歳の時、少年ジャンプに持ち込みをするも、自分の作風は少年誌に不向きと思い知らされ、しばらく漫画から離れる。
様々な職業を転々とした後、1980年、24歳の時「リボンの騎士」で漫画家デビュー。
独自の画風で漫画家・イラストレーターとして活躍をつづけ、世界的な人気を得ている。
主な著作に、『少女椿』『犬神博士』『笑う吸血鬼』『トミノの地獄』他。
2009 年、江戸川乱歩原作の『パノラマ島綺譚』で、手塚治虫文化賞新生賞を受賞。
2025 年11月発売の月刊コミックビーム12月号より、新連載『殺人28号』を開始している。

水野純子

みずの・じゅんこプロフィール
漫画家、画家、イラストレーター。
1973 年5月27日 東京都板橋区生まれ。
セクシーで生命力溢れる女性像と、それを取り巻く不思議で壮大な世界を描くアーティスト。70から80年代のアニメ、漫画、玩具デザインなどから受けた影響を基盤に、現代美術、日本画、宗教画、フェティッシュ・アート、広告デザイン、ビンテージ玩具、映画などあらゆる物からアイデアを取り込み、個性的な作風を作り出す。
作品の基本テーマは女性のエネルギー。水野が創り出すファンタジー世界の中では、あらゆる種類の女達がそのパワーをみなぎらせている。
2009 年よりアメリカ、サンフランシスコに活動の拠点を移し、ギャラリーでの作品展、漫画制作、デザイナー・トイやTシャツのデザインなど様々な仕事を手がけている。

森泉岳土

もりいずみ・たけひとプロフィール
絵の作家。水で描き、そこに墨を落とし、細かいところは爪楊枝や割り箸を使って漫画を描く。
最新作は、タルコフスキー、ソダーバーグで2度映画化もされたスタニスワフ・レム原作の『ソラリス』のコミカライズ。
ほか、失踪事件に挑む姉妹ミステリ『佐々々奈々の究明』「カフカの『城』他三篇」『夜のほどろ』「などがある。
2018 年『報いは報い、罰は罰』、2019年『セリー』で、文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査委員会推薦作品選出。
イラストレーターとしても、書籍の装画、挿絵、映画やイベントのポスター、CDジャケットなどを多数手がけている。また、文筆家としての著作にエッセイ『ぼくの大林宣彦クロニクル』がある。

吉田戦車

よしだ・せんしゃプロフィール
1963 年岩手県生まれ。
成人誌でのカットや漫画の発表を経て、1988年、スコラにて「甘えんじゃねぇヨ」の連載を開始。
不条理ギャグの草分け的存在として広範な人気を得る。
代表作『伝染(うつ)るんです』は、主要キャラクターがグッズ展開やCMに起用されるなど、大ヒットを記録した。1991年、同作にて第37回文藝春秋漫画賞を受賞。2015年、「不条理ギャグから育児日記まで、独自の笑いのセンスにあふれた一連の作品に対して」第19回手塚治虫文化賞短編賞を受賞。
現在、『弁当を作る男』(クロワッサン)『親GoGoGo 』(ビッグコミックオリジナル)『かわうそエース』(ビッグコミック)を連載中。

Installation Views


Artist's Statement

No Time to Dye When Fighting Fascists

“ファシストと戦っていると髪を染めてる暇もない”

世界を見渡しても、極く身近なところにも、

世の中はファシストのクソ野郎でいっぱい。

スマホに、電車に、職場に、取引先に、役所に、

コンビニに、夜道に、交番に、

家庭にも、実家にも、

信頼していた友達の中にさえ。

自分を守るヒーローは自分自身。

戦いは日々果てしなく続き、

疲れ果て、

髪を染めてる暇もない…。

この個展のタイトルになっているシリーズ、

No Time to Dye When Fighting Fascistsは、

こんなストーリーの断片として描きました。

マンガ家の僕にとって絵を描くこととは、

即ち「物語を描く」ことです。

今回、自分の絵というものに向き合うに当たり、

これまで続けてきたことのその先にあるもの、

マンガ家としての時間が僕の中に培ってきたであろう何かを、

真っ直ぐそのままに表現してみたいと思いました。

これらの絵はそれぞれが物語の断片であり、

僕という人間の物語の断片でもある訳です。

カネコアツシ

Artworks

カネコアツシ
No Time to Dye When Fighting Fascists (Super)
2023 紙にジクレープリント
80×56.5㎝
カネコアツシ
No Time to Dye When Fighting Fascists (Cat)
2023 紙にジクレープリント
80×56.5㎝
カネコアツシ
僕、パンクロックが好きだ
2023 紙にジクレープリント
80×56.5㎝
カネコアツシ
A Girl Meltdown
2023 キャンバスにジクレープリント 100×72㎝
カネコアツシ
A Boy Meltdown
2023 キャンバスにジクレープリント 100×72㎝
カネコアツシ
Floating People / with a Bike
2023 紙にジクレープリント
117×42.9㎝

カネコアツシ Atsushi Kaneko

山形県生まれ。マンガ家。イラストレーター。映画や音楽、アメリカンコミック、ストリートカルチャーなど様々なイディオムを血肉化した世界観で、幅広い支持を集めている。主な著作に、『BAMBi』『SOIL』『サーチアンドデストロイ』など。最新作は『EVOL(イーヴォー)』。2015年『デスコ』で文化庁メディア芸術祭審査委員推薦作品選出。著書はフランスを始め世界各国で出版されており、海外での評価・知名度も高い。イラストレーターとしても映画ポスター・音楽CDジャケット等数多くの作品を手掛けている。主な展覧会に、「No Time to Dye」(伊勢丹新宿、東京、2023)など。