長谷川利行 展
生きることは絵を描くことに値するか

“日本のゴッホ” “アウトロー画家” など、数々の異名を持つ伝説的なアーティスト、長谷川利行 (1891-1940)。
戦前の昭和を破天荒に生き、東京の貧民街を転々と移り住みながら放浪し、日中はつねに、猛烈な勢いで絵を描き、友人知人になりふり構わず金を無心しては毎晩安酒を飲む…。
49 歳の若さで孤独に息絶えた、まさに元祖ストリートアーティストともいうべき異才・長谷川利行の作品は、自由奔放な筆致と天性の明るい色彩で当時の画壇に衝撃を与え、さらに没後にその評価は広がり、現在でも多くの愛好家に支持されています。
「生きることは絵を描くことに値するか」という生前の長谷川利行の言葉に象徴されるように、まさに絵を描くことに自分の生を捧げた1人の男がこの世に存在した証を、貴重な作品を通して感じていただける展覧会です。
油彩カンヴァス作品をはじめ、水彩やドローイングなど、2018年に府中市美術館に出品された作品も多く含んだ珠玉の作品を集め、一堂に展示いたします。
SUBMARINE GALLERYの企画展としては初めての、近代洋画作家の個展となります。
皆さま、この機会ぜひお立ち寄りください。
会場へのアクセス

※注意:五日市通り方面からは、右折入場は出来ませんので、矢印どおりに左折でのご入場をお願いいたします。
なお、路上での入庫待ちは出来ません。ご協力をお願いいたします。
■長谷川利行 Toshiyuki Hasekawa
京都に生まれ、20代は短歌の道を志し、30歳を過ぎてから上京した。ほとんどどこにも定住することなく東京の下町を放浪し、街そのものをアトリエとして描き続けた。
発電所、ガススタンド、工場、街路、酒場、そしてそこで生きる人々を。関東大震災からの復興で近代都市としての形相を整えつつあった東京の、とりわけ歓楽的・刹那的な一面を、まさに刹那的な筆致で同作家はとらえ、画面に叩きつけていった。
放浪癖と酒癖で生活は破綻し、都内各地を転々とする生活のなか、病に倒れ49歳の生涯を終えた。
1891年 京都生まれ
1923年 新光洋画展で『田端変電所』入選
1925年 第3回大阪藝術展入選
1926年 二科展、帝展に入選
1927年 1930年協会展で『陸橋みち』他2点入選
1928年 1930年協会展奨励賞受賞
1932年 天城俊彦と出会う。(以後、天城画廊で10回以上の個展を開催)
1935年 アモレ画廊で個展
1937年 一水会展出品
1940年 5月三河島の路上で倒れ、10月12日に死去
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